【全5回】睡眠医学の最前線(アップデート編:2024–2025)(5/5) 第5回:社会・環境要因と公衆衛生(まとめ)
### 前回(第4回)の要約 - 治療は『鎮静』から『病態に沿った分子標的』へ移行し、オレキシン系などが中核になっています。 - DTxやCBT-Iなど、薬だけに頼らない治療の“届け方”が重要になっています。 - 徐波睡眠を後押しする...
15件
### 前回(第4回)の要約 - 治療は『鎮静』から『病態に沿った分子標的』へ移行し、オレキシン系などが中核になっています。 - DTxやCBT-Iなど、薬だけに頼らない治療の“届け方”が重要になっています。 - 徐波睡眠を後押しする...
### はじめに 「糖尿病は一生付き合う病気です」。診察室でこう言われ、薬を増やしながら“悪化してから対処”する循環に入ってしまう。Twin Health(ツイン・ヘルス)が狙っているのは、この循環そのものの作り変えです。 本稿では、T...
メンタルヘルス領域では、需要の増加に対して臨床家の供給が追いつきにくい状況が続いています。その中で、スマホ上で「会話」を入口にしつつ、臨床的な枠組みに基づいたセルフケア介入を届けようとしている企業が Woebot Health(ウォラボット...
### はじめに 「3時間の外来のあと、2時間のカルテ作業が待っている」──このような“時間外の記録業務”は、世界中の医師が直面する負担です。米国では、帰宅後に自宅で電子カルテ入力を続ける時間帯を Pajama Time と呼び、燃え尽き...
### はじめに:歴史的転換点 2003年、ヒトゲノム計画完了時の解析コストは約30億ドル(約4,500億円)でした。 その後、2014年には「1,000ドル・ゲノム」が達成され、プレシジョン・メディシン(精密医療)への道が開かれました。...
MITテクノロジーレビューで「13歳の心臓病患者救った高速DNA解析、カギは『ストリーミング』」という記事が公開されました。 (元記事:13歳の心臓病患者救った高速DNA解析、カギは「ストリーミング」 https://www.technol...
### 1.はじめに:「病院に着いた時には、発作は消えている」 動悸や脈の乱れを訴えて受診しても、診察室での標準的な心電図検査は「その数秒間」の記録に過ぎません。タイミングよく発作が起きていなければ、波形は「正常」と記録され、確定診断に至...
アルツハイマー病の早期発見に挑む米国のスタートアップ「Altoida(アルトイダ)」について、医師としての視点も交えながら解説します。 「認知症の検査」と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか? おそらく、診察室で医師と向かい合い、「...
### 1. はじめに:なぜ今、「声」が医療の焦点なのか 医師として診療現場に立っていると、もどかしく感じる瞬間があります。 それは、患者さんが診察室に入ってきた瞬間の「雰囲気」や「声のトーン」で、「あ、今日は調子が悪そうだ」と直感的に分...
はじめに:トイレという「プライバシーの壁」をどう乗り越えたのか 医療AIの世界では、「画像診断(Computer Vision)」が広く用いられています。 レントゲン、CT、皮膚の病変。これらをAIに学習させることで、医師の診断を支援しよ...
はじめに 多くの医療AIスタートアップが、「AIで診断の精度を高めること」を目標に研究開発を進めていること自体は、意義のある取り組みだと思います。 一方で、乾癬やアトピー性皮膚炎など皮膚科の一部の慢性疾患では、日本皮膚科学会の診療ガイド...
1. はじめに:毎朝「話すだけ」で心不全の悪化が分かるなら 高齢の心不全患者さんのフォローアップでは、「退院したあと、自宅でどのように過ごしているのか」が見えにくいことがよく指摘されます。 外来受診は多くの場合1か月おき程度であり、その...
### 1. はじめに:顔を映すだけでバイタルが分かるなら 現代医療における最大の課題の一つは、「継続的なモニタリングの難しさ」です。 高血圧や糖尿病などの慢性疾患管理において、日々のバイタルデータ(血圧、心拍、血糖値など)は極めて重要で...
### 1. はじめに:遠隔診療の「致命的な弱点」 コロナ禍を経て、オンライン診療(Telehealth)は一気に普及しました。しかし、画面越しの医師たちは共通のジレンマを抱えていました。 「顔色は見える。話も聞ける。しかし、胸の音が聴け...
1. はじめに:なぜ、リスクがあると分かっていても「検査」を受けないのか 慢性腎臓病(CKD)は、自覚症状がないまま進行する「サイレントキラー」として知られています。 その進行を食い止める唯一の方法は、腎臓が発する微量なSOS―「尿中ア...